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シェイクマップの読み方
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大きな地震のあと、最初に目にする地図は、海岸に打たれた星印——震央——であることが多いです。役には立ちますが、不完全です。本当に知りたいのは、もっと単純で難しい問いです。どこで、地面は被害につながるほど強く揺れたのか?

それに答えるのがシェイクマップ(ShakeMap)です。USGSと協力ネットワークが、観測記録・体感報告・地震動モデルを合成し、推定震度(揺れの強さ)を色の場として描きます。断層の写真ではなく、人と建物が経験したであろう揺れの絵です。

Tremrのライブモニターでマグニチュードを追っているなら、シェイクマップは次のリテラシーです——「どれだけ大きかったか」と「ここはどれだけひどかったか」をつなぐ橋です。

揺れの強さを色で示したUSGSシェイクマップ
USGSのシェイクマップは、震央からの距離だけでなく、推定される揺れの強さで大地を色分けします。 · USGS / Wikimedia Commons

シェイクマップと震央地図

震央地図が答えるのは「破壊はどこで始まったか(地表への投影)」です。シェイクマップが答えるのは「地域のどこで、地面はどれだけ強く動いたか」です。

答えが食い違う理由はおなじみです。柔らかい盆地は揺れを増幅し、硬い岩盤はそうでもない。都市直下の浅い地殻内地震は、きつく激しい「的」を描きます。深い、あるいは沖合の地震は、中程度の揺れを広く広げつつ、最悪の震度帯を海岸から外すこともあります。星印からの距離は粗い目安にすぎず、地盤と深さがその目安を書き換えるのです。

だから同じマグニチュード6.5でも地図はまったく違って見え得ます。震度を読むことがマグニチュードを読むのと同じくらい大切な理由です。この組はマグニチュードと震度で、深さの役割は浅い地震と深い地震で扱っています。

色の意味:改正メルカリ震度

シェイクマップは多くの場合、改正メルカリ震度(MMI)——人が感じないIから、極度のX+まで——で色を付けます。計器の尺度ではなく、人と建物の尺度です。

USGSの古典的なパレットでは、青〜緑が弱い揺れ、黄〜橙が強い揺れ、赤〜紫が激しい揺れです。シェイクマップを開いたら、まずいちばん熱い色——本当に心配すべき足跡——を見て、次に黄色がどこまで広がるかを見てください。砂漠の赤い一点より、橙の下にいる人口の方が重要です。

素早い読み方:最初の10秒は星印を無視する。いちばん暖かい色を見つけ、その中の都市に名前を付け、そのあとでマグニチュードと深さを見る。被害の起き方に近い順番です。

等高線(色の帯)は何からできているか

シェイクマップは単一の測定ではなく合成です。観測点の近くでは色は記録された最大地動に沿い、観測点の間は距離・マグニチュード・深さ・地盤増幅のモデルで埋めます。人口の多い地域では、Did You Feel It? の体感報告も取り込み、計器が見落とす揺れを補います。

PGA(最大加速度)やPGV(最大速度)のレイヤーもあります。工学や損失評価では重要ですが、多くの読者にはMMIがいちばん親しみやすい層です——すでに「どんな感じ/どんな被害になりそうか」に翻訳されているからです。

同じマグニチュード、違う地図

二つのM6.2を想像してください。一方は堆積盆地の下、深さ8 km。シェイクマップは住宅地に赤と橙を広げ、VII–VIIIが高速道路やソフトストーリーの集合住宅を覆います。もう一方は沈み込みスラブ内、深さ120 km。地図は広いIV–Vに洗われ、VIIはほとんどない——数百万人は感じるが、被害は少ない、という姿になりがちです。

どちらの地図も「間違い」ではありません。マグニチュードは震源を測り、シェイクマップは帰結を測ります。見出しがマグニチュードだけで始まるとき、それは緊急対応が実際に使う空間の話を飛ばしています。

盆地の都市(ベイエリアなど)では、震央が数十キロ離れていてもシェイクマップの色が強まりやすい

発生直後の1時間でどう使うか

地震直後、観測と報告が増えるにつれてシェイクマップは更新されます。初期版は粗いことがあります。それでも、最初の地図は星印より役立ちます。

津波の可能性がある地域では、シェイクマップは揺れの話であって波の話ではない、と覚えておいてください。沿岸の中程度のシェイクマップでも、海底が動けば津波警報と並び得ます。津波警報の仕組みは別レーンで持ってください。

よくある読み違い

「震央は遠いから大丈夫」。 軟弱地盤は、最悪の揺れを星印からずらすことがよくあります。1985年のメキシコシティはその教科書です。

「赤=断層がそこにある」。 赤は強い揺れです。断層は沖合や伏在で、最も熱い色からずれていることもあります。

「震度X=マグニチュード10」。 尺度は別物です。中規模の局所地震でも高いMMIの斑点は出せますし、巨大な深発地震がそれを避けることもあります。

「最初の地図が最終版」。 違います。第1版はトリアージであり、解剖報告ではありません。

シェイクマップはどこにあり、Tremrとの関係は

重要なUSGSイベントでは、イベントページのShakeMap製品(intensity、PGA、PGV、不確実性)を見てください。日本の震度分布図など、国ごとの実用的な地図もあります。

Tremrのライブフィードは、世界の素早い把握——マグニチュード、深さ、場所、地図文脈——のためにあります。大きく、あるいは近くて重要な地震では、シェイクマップがその警報を空間の物語に変える文書です。両方を読めるようになりましょう。マグニチュードは地震に大きさがあったことを語り、シェイクマップはその大きさがどこで揺れになったかを語ります。

まとめ

星印は始まりを示し、シェイクマップは帰結を色で示します。まず暖かい色を読み、その中の地名を挙げ、それからマグニチュードと深さを持ち込む。その習慣——どの単一の数字よりも——が、怖い見出しを「地面が実際に何をしたか」の明快な絵に変えます。

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